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2013年7月20日土曜日

旅先での過ごし方

旅に出ればなにかと行動しないと気が済まない人は多いと思います。
以前は何かしら観光地のようなところに出かけてしまっていたのですが、
今年はできるだけただゆっくり過ごしてみようかと考えています。

10年少し前に岩手県の大沢温泉という自炊のできる湯治宿に
友達に連れて行ってもらいました。
低料金で一人でも気兼ねなく泊まれることから大ファンとなり、
最近は毎年泊まっています。
湯治といえば何週間も滞在するのが本来の趣旨ですが、
日程に余裕のない立場としては多くて2泊というところでした。


ゆうても行きたいところはたくさんありました。
以前はレンタカーで行くケースが多かったので、
東方面では釜石や遠野、北は八幡平、西は湯沢あたり
(南はいったことがありません…)まで往復しました。
今年は足がないのとこの周辺はもう行きつくした感があり、
鷹揚に過ごしてみようという気になっています。


今年は3泊と余裕のスケジュールで中2日あります。
一日は去年と同じように北上のさくら野百貨店に行き映画を見ようと思います。
なにをみるかというと「風立ちぬ」です。
イクメン生活ではなかなか見れないんですよね。こういうの
ポケモンとかドラえもんとかは散々見たのですが…

もう一日は思い切ってどこにもいかず
部屋で読書でもしながら本当に何もしないというのにチャレンジしてみたいです。
気が向いたときに温泉に入り宿の近くをお散歩したりして、
どのくらい退屈せずに過ごせるか、我ながら楽しみです。

2013年7月16日火曜日

秋乃宮博物館と阿仁銀山(平成22年夏)

この年は大阪から寝台特急「日本海」でまず秋田まで行きました。
ことのときのダイヤでは秋田着5時台で、
乗り継ぎの関係で待ち時間が長く
早朝の大曲駅のベンチでぼんやりしていたおぼえがあります。

その後秋田内陸縦貫鉄道で阿仁合まで行き、
阿仁異人館・伝承館という資料館に行きました。

以前行った尾去沢や院内ほど展示物は充実はしていという印象です。
ただ、熱心に展示物を読んでいると館員の方に声をかけられ、
秋田大学の鉱業博物館を紹介してもらいました。
2年後に行くことになるのですが
それが最大の成果だったかもしれません。

帰りの列車は大雨のために徐行運転になり、
角館からの「こまち」に間に合うかひやひやしましたが
なんとか間に合いました。

その後は松川温泉に一泊と大沢温泉に二泊のスケジュールで、
秋田県南部の湯沢周辺まで足を延ばして、
泥湯温泉、秋の宮温泉郷あたりまで温泉巡りをしました。


非常に気にいったのは秋乃宮博物館というところです。
廃屋と見まごうような民家を改造した建物でした。
人気がなくて困ったのですが、しばらくするとおばあさんが出てきて
「昨日の大雨で温泉は入れません」と言います。
あれ?博物館ですよね?と思ったのですが、
入場料で川沿いの半露天風呂にも入れるのだそうです。

お風呂はほかで充分入ったので館内を見学できれば充分です。
展示物は昭和中期くらいの生活用品など
何気ないものが所せましと並べており
なにもかも懐かしい感じで掘り出し物を見つけた気分でした。
一枚の色あせた浴衣のポスターに見入ったりして
かなりの時間を過ごしました。

帰り際にお茶をごちそうになり、秋の宮を後にしました。
今調べてみると残念ながらすでに閉館してしまったようです。
高齢の方の私蔵コレクションのようなものだったらしく
最後に行くことができて本当によかったと思います。


その後「十文字ラーメン」という
有名なご当地ラーメン食べに行ったのですが
お盆の最終日で非常に混雑していて一時間ほど待たされました。
ラーメン自体は非常においしかったのですが
レンタカーの返却時間に気を取られ
家の鍵の入ったリュックを店に忘れるという大失態を犯しました。

翌日は仙台空港から帰るだけの余裕を持たせたスケジュールでしたので、
もういちどレンタカーを借りて取に行きましたが
夕食は味がしないわ温泉に入っても落ち着かないわで散々でした。
この年どうもトラブルの多い冴えない一人旅だった気がします。

2013年7月15日月曜日

島ヶ原温泉やぶっちゃの湯(2013/7/15)

3連休は特にお出かけの予定もしていなかったのですが、
子ども二人も退屈そうなので一念発起して、
京都、奈良県境に近い三重県の島ヶ原温泉やぶっちゃの湯にいきました。

木津川沿いの走っていて非常に気持ちのよい国道をとおり
家から一時間ほどでつきます。
市町村合併で伊賀市の施設となっています。
立ち寄り温泉を中心にオートキャンプ場などいろいろあります。


事前に調べたところ水遊び場があるということで
川で水遊びができるものと思って行ったのですが、
下記とおり普通のプールのようなものでした。
水着などもっていなかったのでパスして
芝生の広場などで遊んでいました。


水遊び場
水遊び場
芝生公園

































芝生で少し駆けずり回った後もう温泉に行こうという話しになりました。
毎年一回くらいのペースで数回きていますがいつも混雑しています。
今日は普通に混雑している程度ですが、
以前は温泉は入場制限がかかっていたり、
駐車場に入りきらず遠くにとめさせられたりで大盛況です。


やぶっちゃの湯前景

温泉は無色透明の特に特徴のあるものではありませんが
等張性という浸透圧が人間の体液とほぼ同等で
湯疲れしにくいというものだそうです。

小さめのかけ流しの源泉風呂の浴槽があり、
ご多分にもれず一番混雑しているのですが、
たまたまスペースが残っていて長男と入りました。
「一人10分~15分でお願いします」という貼紙がしてあり、
どこでもそうなんですよね。

長男に拒絶され遺憾ながらサウナには入れず
露天、内湯と回ってあがりました。

待合所のジュースバーや食堂なども充実していて
程よい距離にあるため今日のような
1日お出かけしたいような日にちょうどいいところです。



2013年7月14日日曜日

寝台特急「さくら」乗車の思い出(平成9年頃)

「さくら」といえばいまや新大阪発鹿児島中央行きの
新幹線の愛称となっていますが、
長らく東京から長崎・佐世保行きの寝台特急の愛称でした。
どちらかというと東北や北海道に惹かれていた自分ですが
一回だけ乗った「さくら」のことをよく思い出します。

たしか平成9年頃だったと思います。
会社の工場見学の一環で金曜日に山口県にいったあと
一泊して現地で解散となりました。
当時は行ったことのなかった九州まで行き
「さくら」で戻るという計画を立てました。
バブルは崩壊していたもののまだ経費のしめつけがゆるい頃でした。

行きは生まれてはじめての飛行機でした。
当時25歳くらいだったはずですが、
旅好きなはずなのにきわめて遅い飛行機デビューです。
これも列車好きの反映なのかもしれません。

工場見学が終わり宇部で一泊した後鈍行で九州に向かいます。
関門トンネルをくぐり九州に初上陸したあと博多に向かいます。
北九州の工業地帯がひどく黒ずんで暗く見えたのを覚えています。


博多でラーメンを食べていよいよ「さくら」に乗ります。
車内は下段すらちらほら埋まっている程度の閑散とした状況でした。
なにかちゃんとしたものを食べたいと思っていたのですが、
車内販売などなく途方に暮れてしまいました。

食堂車は連結されていたもののすでに
「食堂」としての営業はしていなく
レトルトのおでんか何かを売っていたような気がします。
テーブルと椅子だけの置かれた人気のない食堂車はひどくわびしいものでした。
結局何を食べたかは覚えていないのですが、
人気の凋落した寝台特急の一面を現した状況だったと思います。

門司で数分停車するのでホームに降り立ちました。
ゆるやかにカーブしているやたらと長い人気のないホームに
ひっそりと停車している「さくら」のたたずまいが印象に残っています。

その後は前日にかなり疲れていたせいかよく寝たようです。
静岡あたりを過ぎると完全に目が覚めたのですが、
案外に退屈したのを覚えています。
当時は相模原市に住んでいたので、
横浜で降りて家に向かいました。

すでに寝台特急として終末に近いころの
「さくら」の少し切ない思い出です。